掛川市北西部の住宅団地「家代(いえしろ)の里」で、市が行政財産として確保しなければならない緑地を、市内の不動産業者に売却していたことが分かった。区画整理事業で地権者から引き継ぎ、払い下げてはならない土地だったが、売買しやすい普通財産として管理していたため売ってしまったという。市は過ちを認めた上で土地の差し戻しを求めているが、不動産業者は宅地開発計画を大幅に変更しなければならず、交渉は難航している。